職員インタビュー
利用者様ご本人とだけでなく、
ご家族様との信頼関係も。
多機能型事業所勤務(障がい)
入職を決めた理由
高齢・障がい・児童と３つの事業展開をしており、地域の社会福祉のために幅広く貢献できると感じたからです。また、説明会や施設見学で人事課の方や職員の方と接していくにつれ、人柄が良い人ばかりで、事業所の雰囲気がとても良いと感じ、この法人で一緒に働いていきたいと強く思いました。
大きな法人で事業所も多いため、安心して長く働き続けることが出来そうだと感じたのも入職を決めた理由の一つです。
今の仕事の難しさとやりがいを教えてください。
同じ知的障がいと言っても、一人ひとり、性格や障がいの特性、家庭事情が異なり、支援の在り方がまったく違うところがとても難しいと感じます。利用者様の中には、自分の気持ちや意思をうまく表現をすることが出来ない方もいます。職員は日々支援をし、観察していく中で僅かな変化に気付き、なぜそのような様子なのか、なぜそのような行動が生じたのかを考え、今後の支援をどうしていくか逐一検討しなくてはいけません。
何か問題がある際には、職員同士で話合いをし、新たな支援を実行していきます。実際私たちは、同じ班を担当している職員同士で毎日夕方に利用者様の様子を共有しています。そして、共有した内容に対して、明日からどう対応をしていけば良いか一緒に考えていきます。
しかし、すぐにその結果が出ないこともありますし、うまくいかないこともあります。利用者様は一人ひとり性格や特性が違うため、毎回試行錯誤の繰り返しです。前にやってうまくいったことが生きることもあれば、生きないこともあり、ゼロから対応を考えていかなければいけないことも多いです。毎日頭をフル回転させながら支援にあたっています。
だからこそ、そうやって試行錯誤をしてきた支援が利用者様にぴったりはまって、問題が解決したり、利用者様が成長する過程を見ることが出来たときや、また、明るい表情で園の行事や活動に参加している姿を見ると、「支援をして良かった」「頑張って良かった」と思い、とてもやりがいを感じられます。
また、笑顔の利用者様を見ると私も自分のことのように心から嬉しくなります。
職場の雰囲気は？
皆穏やかで良い人ばかりなので、職場の雰囲気はとても良いです。
仕事をしていると、落ち込んでしまうことや、悩んでしまうこともありますが、皆とても優しい人ばかりで、話しかけやすいので、いつでも相談や質問をすることができます。また、何か困っていることがあるときは、すぐに気付いてくださって、「大丈夫？」「何か手伝おうか？」と声をかけ、助けて下さる先輩がたくさんいるので、とても心強いです。そのため、新しいことにも安心してチャレンジすることができます。
私も、今まで何度も、色んな職員に助けてもらいました。
職員同士の仲が良く、とても温かい職場だと思います。私が楽しく前向きに働くことが出来ているのも、周りの職員のおかげです。
入職し業務を経験したことで成長できたことは？
入職して1年は分からないことや、不慣れな業務がたくさんあり、目の前のことを一つ一つこなしていくことに精一杯の日々でした。
しかし、もっと良い支援をできるようになりたいと思い、先輩や他の職員がどんな風に利用者様の対応をしているのかをよく観察することにしました。初めは何故そうしているのか分からないことばかりでしたが、まずは真似をし、実践してみることを意識した結果、少しずつ利用者様のことを理解することができるようになってきました。毎日一生懸命利用者様に向き合っていくうちに、ただ先輩や他の職員の真似をするだけでなく、利用者様にとってより良い支援は出来ないかを自分自身で考えることが出来るようになりました。
入職した当初、自分は果たしてこの仕事をきちんとやることができるのか、一人前に本当になれるのだろうかと不安ばかりだった日々のことを思うと、かなり成長したなと感じます。
2年目からは、生活介護事業の５つある班のうちの１つの班の主担当を任せて頂きました。
班の運営にも携わることになり、利用者様一人ひとりに向き合うことの他に、班のメンバーの動きも見ることになるため、最初は正直いっぱいいっぱいでしたが、今までより広い視野をもって業務に取り組むことが出来るようになりました。
利用者様のご家族からも「楽しい活動をありがとうございます」「栗原さんなら安心してお任せできます」と言って頂けることが増えて、利用者様ご本人とだけでなく、ご家族様との信頼関係も少しずつ築けているのかなと感じています。
