職員インタビュー
先輩方や上司、部下や仲間に助けられ、そして人生の先輩である利用者様にたくさんのことを学ばせていただいています。
ヘルパーステーション勤務(高齢・障がい) 所長
入職を決めた理由
最初にこの法人を知ったのは、大学の就職支援課の先生の紹介でした。最初に見学に来たときは、若葉(まだ小学校が残っていた頃だと思います)やその他の施設を見学させて頂きました。その際に対応して下さった方が、「社会福祉法人とは?」「どうして事業を行っているのか?」「この施設のこの部分にはこういう意図があるんだよ」等、何も分からない自分に社会福祉事業について色々な事を教えて下さり、興味を持ちました。その後、自分でも色々と勉強するにつれて、自分も社会福祉に貢献したいと思うようになり、入職を決めました。
今の仕事の難しさとやりがいを教えてください。
社会福祉が重要性を増す現代において、介護保険の改定や、障害者総合支援法等の法律の改定など、社会福祉を取り巻く環境は目まぐるしく変わっていくため、それについていくため勉強の連続です。その他にも、自分の役職が変わったり、ステップアップをしたりするたびに、その立ち位置において必要な勉強をしなければなりません。
例えば、現場をまとめる副主任の立場であれば、聞かれたときに答えられるように介護技術を勉強したり、職員をまとめるリーダーシップを身に付けたりしなければなりません。主任の立場であれば、さらに周りを俯瞰的に見てマネジメントすることが求められます。また、他事業所や他部署のことも把握して行動しなければなりません。その人の立場によって、それぞれ違った必要な勉強が出てきます。毎日同じことをしていれば良いというものではないため、難しさもありますが、やりがいもあります。
それは、介護業界だからではなく、どの業界も同じなのかもしれません。求められることが多く、大変なことも多いですが、こうやって勉強を続け、研鑽していくことが利用者様のためであり、ひいては自分の成長のためにもなるのだなと思い、日々努力しています。自分の勉強してきた介護技術などの知識が利用者様と接する中で生きたり、法律の改定の知識が利用者様のご家族との会話の中で生きたりすると、やってきて良かったなと思います。
職場の雰囲気は?
明るい職員、優しい雰囲気の職員が多いかと思います。そのため、事務所はいつも明るい雰囲気です。よく、互いに介護技術の相談をしたり、励ましあったり、助け合ったりしているところを見ます。分からないことや悩みは気軽に相談できる環境です。
訪問介護は、一対一で利用者様と向き合うお仕事なので、事務所に戻ってからは、今日あった事を共有し、困った事はなかったか、心に引っかかっている事はなかったか、お互い確認することを心がけています。報告・連絡・相談は一番大事なところです。
入職し業務を経験したことで成長できたことは?
私は今まで、介護経験もなく、何も知らないところからのスタートだったので、初めは分からないことばかりでした。しかし、自分の所属する部署以外にも、たくさんの先輩方、上司、後輩、などの仲間に助けられ、いろいろと教えて頂き、成長することができました。何も分からなかった私がここまで続けられているのは職員の皆様のおかげです。
そして何より、人生の先輩である利用様と関わったり、お話をする中で学んだり、気付かされることは本当に多いです。めったにない貴重な機会を頂いているなとありがたく思っています。
大学で福祉を専門的に学んでいなくても大丈夫?
全く問題ありません!私も今まで専門的に学んだことはありませんでした。春日町ヘルパーステーションの職員も、半分以上は福祉を専攻していない方ばかりです。他の職種から転職して、介護業界に初めて足を踏み入れた職員もいます。
また、福祉を専門的に学んでいたとしても、大学で学んだことはあくまで基礎なので、現場で経験を積んで学んでいくことの方が比率としては多いイメージがあります。現場はいつも教科書にはない予想外のことばかりです。なので、今まで介護を学んでこなかったからと言って遅れを感じたり、まったく活躍できないということはあまりないかなと思います。大事なのは、現場でどれだけ利用者様のことをしっかり見ることができるか、分からないことは自分で調べたり、仲間に聞いて勉強することができるか、だと思います。職場の方は親切な方ばかりなので、介護業界未経験の方でも安心して働くことができます。